2006年9月25日月曜日

若手→中堅、教育される→教育者。厳しい人が去り、気付いたらあとを継ぎそうになる。

大学生の頃に、契約社員として某大手百貨店で4年弱働いていた。もちろん大学生であるが故に、自分は最若手。でも売り場の事情から年一回の繁忙期には、アルバイトを多く雇い、教育される側から教育する側へまわる機会があった。

4年弱働いたその売り場で、実際にその機会は3回あり、うち2回は完全に自分が教育する側に立っていた。でもはっきり言って教育するのは苦手で、全体最適を睨んだ際にどこから手をつければ良いのかわからず、結局は最後の3回目まで感覚が掴めなかった。

特に2回目の時は、友人をアルバイトとして誘ったものの、所謂社会のイロハを知らない人で教育する側としては一番苦労した。でも上述の3回目になって、ある程度「コツ」を掴んでからは実はそのメンバーと今でも飲んだりする間柄になっている。(それが成功したか否かとは別にして)

今、どうすれば良いのか悩んでいる。
(あんまりこういうことは正直に言いたくないけど、今日は厳しかった先輩の送別会で飲んだのを良い機会に・・・)

就職後、自分より下に4人の後輩がいる。1人目は一年下。2人は3年下、最後の4人目は今年の新人。その4人目が実は初めて男性の後輩。

彼が配属されるのを知り、一番緊張していたのはもしかすると自分かも知れない。それは、自分と比較されるからではなく、もし自分の考えと全く異なる考えの主の場合、どう接するか。究極的にはどう教育して行けば良いかと。

今日初めてその不安(?)が的中した。

僕は基本的に、特にその百貨店勤めの際に受けた教育のせいか、新人/若手の最も大きな仕事は飲み会の運営だと考えている。日頃の仕事は5年目になった僕でも実際には上の人(会社)はさほど気にしていなく、飲み会だけ見てもその人の成長ぶりや能力がわかってしまうものだ。

会議を運営する、交渉事を行う、予算を管理する、場をまとめる。全て飲み会という数時間で見えてくる。
 
 会議を運営する = 飲み会をスムーズに進める。
  交渉事を行う = 挨拶をする人をどうその場に立たせるか、又は店から意図したようなサービス受ける
   予算を管理する = 会計をスムーズに行う
    場をまとめる = 酒という予想が難しい要素が入っても自分及び他人を動かして場をスムーズにつなぐ

この4点だけとっても、仕事で必要な能力のほとんどが垣間見れると私は考える。

ただ、このことを理解せずに、「飲み会の進行」と考えてしまわれることが残念で仕方ない。

「私はそういうの苦手だから」「オレはできないから」と最初から逃げる人。
「出来る人がやれば良い」と言う他の先輩。
一方で自分のように「やるのが当たり前」もしくは「できてこそ一人前」と思う人。

もしかすると僕が一番許せないのが最初の例で、一番自分の考えに近いのが3番目の例。

これが必ずしも正しいとは思わない。これが全てだとも思わない。

でも出来てから言え。。。ただそれだけ。。。


追伸:
以前、とてもできる先輩が抜けて自分が一人その立場に立たされた時に、自分の実力より大きく出過ぎたことがあった。
その時に実は少し怖いと思っていた上の人に言われたのが、「○○君(その抜けたデキル先輩)は君とは違って、あそこまでなるには君の知らないような経験を積み重ねてきて今の彼がいるの。だから同じだと思わないで。」

当時は悔しかった。けど今ならわかる。先輩には経験やそれに伴う実績があった。だからこそ自分にはない「言えること」「言っても良いこと」やもちろん言葉の重みがあった。

いま、同じことを伝えたい。それをどう伝えれば良いのかが、今の僕への宿題だ。

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