2011年9月8日木曜日

迷い

ちょうどブログを再開し始めて、軌道に乗りかけたところで震災が発生した。NYにいる身としては、自信を感じることもなく、ただただ平穏な朝だった。

息子とともに起床。リビングに向かい、何気なくテレビをONして、日本語放送でちょうど日本で同時刻に生放送している夜のニュースを見ると、波が田園を飲み込んでいく映像が。

状況が理解できない。

確かに田園の感じは日本っぽい。
でもそれがなぜ波?濁流?に飲み込まれているかがわからない。

しばらく見ていると漸く流れていた音声の内容が頭に入ってくる。地震だ。そしてそれによる津波だ。

昔、奥尻島の一部を津波が飲み込んだとニュースで見たことがあったが、映像は見たことがなかった。なので津波の驚異を見るのは初めて。そりゃ意味がわからないわ。

あの朝からほぼ半年が経とうとしている。直後は呑気に何か書く気にもなれなかった。その後は、日本語で書く自分の周りの出来事と、目に入ってくる日本語でのニュースや記事とにギャップがあり過ぎて、不自然な気がした。それに遠く離れていることによる無力感もあった。それに加えて遠く離れたところから、この出来事についてあーだこーだ言われたくないだろうとも思った。

でもあれから半年。奇しくもそれはNYで起きた最も悲惨な出来事、9.11の同時多発テロから10年目の節目のとしに当たるのと同じ日だ。

今年のマンハッタンは、マンハッタンへ入るトンネルや橋、公共交通網、近くの飛行場、全てに厳戒態勢が敷かれており、異常なまでのピリピリムードだ。

とりあえずはこの節目の日を前に、ブログを再開するきっかけを作ってみた。

これからどう進めるか、また良かったら連絡下さい。

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